Annotation of embedaddon/istgt/doc/QUICKSTART.jp, revision 1.1.1.1

1.1       misho       1: istgt.confの設定とistgtデーモンの起動
                      2: 
                      3: Portsからでもtarballからでもインストールを実行すると、
                      4: デフォルトで/usr/local/etc/istgtの中にサンプル定義ファイルが
                      5: 作成されますのでこれをコピーして起動用の設定を作成します。
                      6: 
                      7: # cd /usr/local/etc/istgt
                      8: # cp auth.conf.sample auth.conf
                      9: # cp istgt.conf.sample istgt.conf
                     10: # cp istgtcontrol.conf.sample istgtcontrol.conf
                     11: 
                     12: 最低修正が必要な場所は以下の3箇所です。
                     13: [PortalGroup1] のサーバIPアドレス
                     14: [InitiatorGroup1] のイニシエータ名とネットマスク
                     15: [LogicalUnit1] のLUN0に割り当てる領域とサイズ
                     16: 
                     17: [PortalGroup1]
                     18:   Portal DA1 192.168.2.36:3260
                     19: ↑192.168.2.36を利用するサーバのIPアドレスに変更します。
                     20: 3260は標準のiSCSIポート番号なので通常は変更する必要はありません。
                     21: 
                     22: [InitiatorGroup1]
                     23:   InitiatorName "iqn.1991-05.com.microsoft:saturn"
                     24:   Netmask 192.168.2.0/24
                     25: ↑接続を許可するイニシエータ名とIPアドレスまたはCIDR表記に変更します。
                     26: 任意の名前やIPを許可するには特殊ワード ALL を指定します。
                     27: 
                     28: [LogicalUnit1]
                     29:   LUN0 Storage /tank/iscsi/istgt-disk1 10GB
                     30: ↑サンプルではファイル形式(/tank/iscsi/istgt-disk1)で
                     31: 10GBを割り当てるようになっています。
                     32: 環境に合わせてパスを変更し、ディスクの容量を指定します。
                     33: 単位はMBやTBで指定することも可能です。
                     34: デバイスファイル(/dev/ad1, /dev/zvol/tank/volなど)を指定する場合は
                     35: サイズにAutoを指定できます。
                     36: 
                     37: 設定できたら起動スクリプトを使ってデーモンを起動します。
                     38: 
                     39: # /usr/local/etc/rc.d/istgt forcestart
                     40: 
                     41: 初期化ルーチンのエラーは標準エラー出力に出されますが、
                     42: それ以降のエラーはsyslogに書き込むので/var/log/messagesも確認します。
                     43: 
                     44: 正しく動くようになったら /etc/rc.conf に
                     45: istgt_enable="YES"
                     46: を加えてサーバ起動時にデーモンも自動起動するように設定します。
                     47: 
                     48: 
                     49: LUNに対するアクセス制限は以下のように適用されます。
                     50: 
                     51: IG(イニシエータグループ)で指定したイニシエータが
                     52: ネットマスクで許可されたIPアドレスから、
                     53: PG(ポータルグループ)で指定したネットワークポータル(IP/ポート番号)を通して、
                     54: LU(iSCSI LUN)にアクセスした場合に許可されます。
                     55: 
                     56: イニシエータ名とIPアドレスの両方もしくはいずれかの設定により
                     57: 許可するべき範囲を設定できるようになっています。
                     58: 現時点では最低1個のアクセス許可を設定しないと起動しません。
                     59: 
                     60: ※LUというのは元々LUN0しか想定していない時代の名残で、
                     61: 本来ならLUではなくLUGになるべきかもしれません。

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