File:  [ELWIX - Embedded LightWeight unIX -] / embedaddon / istgt / doc / QUICKSTART.jp
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Tue Feb 21 16:42:02 2012 UTC (13 years, 10 months ago) by misho
Branches: istgt, MAIN
CVS tags: v20121028, v20120901, v20111008, HEAD
istgt

    1: istgt.confの設定とistgtデーモンの起動
    2: 
    3: Portsからでもtarballからでもインストールを実行すると、
    4: デフォルトで/usr/local/etc/istgtの中にサンプル定義ファイルが
    5: 作成されますのでこれをコピーして起動用の設定を作成します。
    6: 
    7: # cd /usr/local/etc/istgt
    8: # cp auth.conf.sample auth.conf
    9: # cp istgt.conf.sample istgt.conf
   10: # cp istgtcontrol.conf.sample istgtcontrol.conf
   11: 
   12: 最低修正が必要な場所は以下の3箇所です。
   13: [PortalGroup1] のサーバIPアドレス
   14: [InitiatorGroup1] のイニシエータ名とネットマスク
   15: [LogicalUnit1] のLUN0に割り当てる領域とサイズ
   16: 
   17: [PortalGroup1]
   18:   Portal DA1 192.168.2.36:3260
   19: ↑192.168.2.36を利用するサーバのIPアドレスに変更します。
   20: 3260は標準のiSCSIポート番号なので通常は変更する必要はありません。
   21: 
   22: [InitiatorGroup1]
   23:   InitiatorName "iqn.1991-05.com.microsoft:saturn"
   24:   Netmask 192.168.2.0/24
   25: ↑接続を許可するイニシエータ名とIPアドレスまたはCIDR表記に変更します。
   26: 任意の名前やIPを許可するには特殊ワード ALL を指定します。
   27: 
   28: [LogicalUnit1]
   29:   LUN0 Storage /tank/iscsi/istgt-disk1 10GB
   30: ↑サンプルではファイル形式(/tank/iscsi/istgt-disk1)で
   31: 10GBを割り当てるようになっています。
   32: 環境に合わせてパスを変更し、ディスクの容量を指定します。
   33: 単位はMBやTBで指定することも可能です。
   34: デバイスファイル(/dev/ad1, /dev/zvol/tank/volなど)を指定する場合は
   35: サイズにAutoを指定できます。
   36: 
   37: 設定できたら起動スクリプトを使ってデーモンを起動します。
   38: 
   39: # /usr/local/etc/rc.d/istgt forcestart
   40: 
   41: 初期化ルーチンのエラーは標準エラー出力に出されますが、
   42: それ以降のエラーはsyslogに書き込むので/var/log/messagesも確認します。
   43: 
   44: 正しく動くようになったら /etc/rc.conf に
   45: istgt_enable="YES"
   46: を加えてサーバ起動時にデーモンも自動起動するように設定します。
   47: 
   48: 
   49: LUNに対するアクセス制限は以下のように適用されます。
   50: 
   51: IG(イニシエータグループ)で指定したイニシエータが
   52: ネットマスクで許可されたIPアドレスから、
   53: PG(ポータルグループ)で指定したネットワークポータル(IP/ポート番号)を通して、
   54: LU(iSCSI LUN)にアクセスした場合に許可されます。
   55: 
   56: イニシエータ名とIPアドレスの両方もしくはいずれかの設定により
   57: 許可するべき範囲を設定できるようになっています。
   58: 現時点では最低1個のアクセス許可を設定しないと起動しません。
   59: 
   60: ※LUというのは元々LUN0しか想定していない時代の名残で、
   61: 本来ならLUではなくLUGになるべきかもしれません。

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